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種(亜種)データ

連番 73 DNA/ID  
亜科 AGRYPNINAE サビキコリ亜科 Adelocerini サビコメツキ族
Adelocera (Brachylacon) brunneus
和名 ミゾムネチビサビキコリ 命名者 (Lewis, 1894)
分布 HONSHU,SHIKOKU,KYUSHU,Yakushima Is.;
成虫活動(月)  4~10 サイズ小~大mm 7 8
情報  少ない。ケヤキ樹皮より得られるという。本種は新潟県を北限として点々と記録。G. Lewis が相模大山で採集したただ1頭の標本から新種記載。Ôhira (1978) で大分九重町で入江氏が採集した個体で、A. (B.) iriei と命名したが、本種のシノニムとなっている。(月刊むし No.311,Jan,1997 大平)

  シロオビチビサビキコリとミゾムネチビサビキコリとは触角第2,3節の形が相違して区別できる(げんせい (50) 11.1986 大平 シロオビチビサビキコリについて)。

 標高約1,200m,20年ほど前に原生林が伐採され,その後にスギが植林されているが,幅,約20mにわたって,尾根から谷底まで帯状に伐り残された場所で,ブナ, ミズナラ,モミ等が残っている。本個体は,カシ類の生木のビーティングで採集した(甲虫ニュース No.150 Jun 2005 有本)。

 沖縄島(国頭村安波 27.X.2019)の記録(甲虫類の沖縄県新分布地について 琉球の昆虫(46) Apr.2022 松村雅史・吉武啓)。

 トカラ列島中之島、奄美大島、沖縄島については、交尾器の形状が本州産と異なり、別種と判断したので、分布から除外する。なお、調査個体数が少ないため、分類学的に判断は控える。(月刊むし(634), Dec.2023 南西諸島から記録のある”ミゾムネチビサビキコリ”について 鈴木・関章弘)

  近い種として、Brachylacon tumens (Candèze, 1873) ヒメミゾムネチビサビキコリが九州、石垣島、西表島と台湾に分布するとして解説している(Some New Forms of Elateridae in Japan (XIV), Bull. Heian High School, Kishii, 1979)

(昆虫と自然 4(11), 1969 日本のコメツキムシ(Ⅱ) 大平) 南西諸島での記録(コメツキムシ談話会#33 2012.12.2) (昆虫と自然 4(11), 1969 日本のコメツキムシ(Ⅱ) 大平)
  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)28,30
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