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種(亜種)データ

連番 853 DNA/ID 0911
亜科 ELATERINAE コメツキ亜科 Elaterini ナガコメツキ族
Vuilletus viridis viridis
和名 ミドリヒメコメツキ 命名者 (Lewis, 1894)
分布 HONSHU;
成虫活動(月)  4~8 サイズ小~大mm 6 9
情報  普通。花に集まる。  本種は、G. Lewis によって新種として記載された種で、原記載標本の産地は、人吉、相模大山、箱根宮下となっており、MIWAのモノグラフによれば、他に木賀、中根によれば、他に須走もあるということだ。ホロタイプ産地は相模大山としておく。 種の分布は、中部地方から東北地方にかけてで、西には延びていないように思われる(New Entomol. 35(1-4),1986, 日本産ミドリヒメコメツキ若干種について 大平)。

(細川浩司氏蒐集の邦産コメツキムシ 地域甲虫自然史第2号 2006 日本甲虫学会 岸井)

 V.viridisを基準にしますと、小型の点刻をやや密に分布するのがV.crebrepunctatus、それよりも細かい点刻を大変密に分布するのがV.peropacusで点刻の大きさは不ぞろいです。V.viridisの分布域は東北から近畿地方辺りまでの本州で、四国、九州の標本は手元には有りませんでした。 V.crebrepunctatusの分布は近畿(京都、兵庫)、中国、四国、九州の標本が手元に有ります。どういうわけか紀伊半島の標本がありません。分布すると思うのですが、もっと調査せねばなりません([330]で青森県産)。V.peropacusは紀伊半島の標本が多く、京都の一部で少しの標本が有るのみです(コメツキムシ談話会#19同定お願いコーナー [322])。

  (昆虫と自然 6(9),1971 日本のコメツキムシ(Ⅸ) 大平)

  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)356a
写真   標本データ  
写真情報  23.Ⅳ.2017 千葉県市原市梅ヶ瀬渓谷 管理人採集・所蔵    
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