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種(亜種)データ

連番 939 DNA/ID 0199,0495,0786-0789,0806
亜科 ELATERINAE コメツキ亜科 Synaptini クチブトコメツキ族
Parasilesis musculus musculus
和名 クチブトコメツキ 命名者 Candèze, 1873
分布 HOKKAIDO,Teuritou Is.,Rebuntou Is.,Rishiritou Is.,HONSHU,Tobishima Is.(Yamagata),Awashima Is.(Niigata),Sado Is.,Hachijojima Is.,Oki Isls.,SHIKOKU,KYUSHU,Shimokoshikijima Is.,Tanegashima Is.;Kurile Is.(south)
成虫活動(月)  6~9 サイズ小~大mm 6 10
情報  普通。花に集まり、灯火にも飛来する。上翅が黒色型と褐色型がある。幼虫は土中に生息し、農作物の害虫となることがある。  本種の成虫は一般に雑木林の葉上で得られ,本州ではクリ,クマノミズキ,サワフタギなどの花上でよくみかけられる。また,燈火にもよく飛来することが判明しているが,九州でも本州と同じかどうかについては不明である。高倉・城戸(1979)によれば,福岡県では6-8月に見出されるとしており,大塚(1981)の報告では各地に普通としている。 本州の中部地方では,老熟した幼虫は5月から6月にかけて土中で桶化し,羽化した新成虫はしばらく土中にとどまった後地上へ脱出する。馬場(1981)による新潟県での観察では,成虫は7月に最も多く, 9月下旬頃まで見出されるとしている。(北九州の昆虫第35巻第1号 1988, 2 大平)
 (jezoensis no.13 1986 天売島、焼尻島のコメツキムシについて 大平・楠井)
 Rctinus sericeus カバイロ の体色変異傾向とよく似る。八丈島 (nomurai)・対馬(tsushimensis)・済州島(quelpartianus)の個体群は別亜種で、屋久島は独立種(細川浩司氏蒐集の邦産コメツキムシ 地域甲虫自然史第2号 2006 日本甲虫学会 岸井)。
 Silesis harmandi Fleutiaux,1900 は本種(昆蟲37(1)1969 日本産コメツキムシ科の知見(Ⅰ) 大平)。
 最初の記録では、Silesis 属で記載しているが、検討の結果、Parasilesis新属の設立、Kishii設立のOkinawana属がSilesis属のシノニムであると判断(昆虫学評論45(1),Jun.,1990 大平)
 上翅が褐色の var. flavipennis と呼ばれる個体(青森県立郷土館調査研究年報 第25号 2001-3 大平・山内)。
 隠岐諸島の記録(ホシザキグリーン財団研究報告第3号 Oct. 1999 隠岐諸島のコメツキムシ類 大平)、(ホシザキグリーン財団研究報告特別号第23号_2019.03_隠岐諸島産昆虫類の調査_林・門脇)
 種子島分布(Check list the journal of biodiversity data 14(4) 2018 有本晃一・伊藤 Elateridae (Insecta, Coleoptera) from Tanegashima Island (Ryukyu Islands, Japan)
 下甑島記録(SATSUMA No.162 Mar.,2019 甑島列島の甲虫類 今坂庄一)
 利尻島の記録(利尻島の甲虫目録その1 利尻研究(43),Mar.,2024,柏崎昭)。

 (昆虫と自然 6(11),1971 日本のコメツキムシ(Ⅹ) 大平)
  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)368a

写真   標本データ  
写真情報  29.Ⅶ.2017 山梨県南アルプス市北沢峠 管理人採集・所蔵    
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