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種(亜種)データ

連番 287 DNA/ID 0550
亜科 DENDROMETRINAE カネコメツキ亜科 Prosterini ヒラタコメツキ族
Anostirus (Anostirus) castaneus japonicus
和名 ツマグロヒラタコメツキ 命名者 Kishii et Ôhira, 1956
分布 HOKKAIDO,HONSHU;
成虫活動(月)  5~6 サイズ小~大mm 10 15
情報  早春に現れ、希少。雄は特に得られがたく珍重されている。 土場などの貯木場から得られているほか、飛翔個体を得ている。 本州は東北地方に分布。 ミズナラやケヤキの新芽に飛来した事例。幼虫はブナの切り株などでよく発見される、多くの文献では捕食性であると述べている(昆虫と自然 19(10) 1984 コメツキムシ雑記XV 大平)。
 山形県では雌個体が倒木の根に多数飛来した観察記録。倒木は直径100~120cmのブナで根をつけたまま完全に倒れていた。状態はヒラタケなど発生している様子から5年は経過したものではないか。ダイミョウコメツキも飛来したが本種は12時半以降に集中した。ヨーロッパではカバ、ヤナギなどの根を食べるのではないかと推測されている。幼虫は8~9月に土壌中で蛹化し、そのまま越冬し、翌年の4月中旬に野外に出現する(甲虫ニュース No.168 Dec 2009 鈴木)。
 岩手県奥州市でオサムシ越冬採集で、切り株の根の周りから採集した。切り株は伐採後数年放置されたコナラと思われる。産卵は根際で行われ、根内で成長後、隣接する土中で越冬する可能性(月刊むし 508 jun 2013 能登)。
 秋田県 4.V.2017 2♂ 樹高4mのミズナラ梢を飛翔(月刊むし586.Dec.2019 佐藤福男)。
(昆虫と自然 5(9),1970 日本のコメツキムシ(Ⅵ) 大平)
 亜属有りの A. (A.) costaneus haponicus で記述(細川浩司氏蒐集の邦産コメツキムシ 地域甲虫自然史第2号 2006 日本甲虫学会 岸井)
(A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)125a

写真   標本データ  
写真情報  30.VI.2012 紋別市鴻之舞 土田薫 採集・所蔵    
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