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            | 連番 | 520 | DNA/ID | 0170,0224,0680,0681,0707,0728 |  
            | 亜科 | MELANOTINAE クシコメツキ亜科 | 族 | Melanotini クシコメツキ族 |  
            | 属 | Melanotus (Melanotus) | 種 | erythropygus erythropygus |  
            | 和名 | コガタクシコメツキ | 命名者 | Candèze, 1873 |  
            | 分布 | HOKKAIDO, HONSHU,Izu Isls.,Oki Isls., SHIKOKU, KYUSHU,Okinoshima Is.(Fukuoka),Shimokoshikijima Is.,Yakushima Is.;Korean Pen. |  
            | 成虫活動(月) | 4~8 | サイズ小~大mm | 8 | 10 |  
            | 情報 | 普通。イネ科牧草に害を及ぼす。マルクビコメツキに類似するが、体が大型で幅広く、体毛は灰白色。雄触角は短く、末端は前胸背板の後角より末端の1節ほどしか後方に伸張しない。また第3節は鉈状に近い。(越佐昆虫同好会々報
            No.74 1992 大平) 低地から山地にかけて広く普通に見られ、佐渡(sado)と対馬(taishu)は別亜種。体が小型で細く、触角第2・3節が著しく短小で、本属種としては異質の形態(細川浩司氏蒐集の邦産コメツキムシ 地域甲虫自然史第2号
            2006 日本甲虫学会 岸井)。
 
 隠岐諸島の記録(ホシザキグリーン財団研究報告特別号第23号_2019.03_隠岐諸島産昆虫類の調査_林・門脇)
 沖ノ島(福岡宗像市)の記録(KUROSANA(75)2007 福岡県沖ノ島の甲虫相、城戸克弥)
 下甑島記録(SATSUMA No.162 Mar.,2019 甑島列島の甲虫類 今坂庄一)
 
 6~8mm程度の小型のクシコメツキは結構難しいです。 この種は、小型で触角2・3節が極めて短く等長のようですね。このような種は国内から3種知られていまして、マルクビクシコメツキMelanotus
            fortnumi Candèze,1878のように見えますが、酷似種としてオオマルクビクシコメツキMelanotus niponicus Ôhira,1964も知られておりイマイチ自信がありません。地域変異もあるようでやっかいですがとりあえず以上のどちらかでしょうね。もう一種はチャバネクシコメツキMelanotus
            seniculus Candèze,1873で、やや小さくスレンダーで上翅は赤褐色ですので区別は容易です。この3種は春季に主に河原などの草原的な開放環境で採れる虫。一方で、一見良く似た種としてコガタクシコメツキMelanotus
            erythropygus Candèze,1873が有ります。触角2・3節が短いもの通常は3節が明らかに長いですし、微毛も触角も短く慣れれば区別はそれほど難しくありません。この種は森林内からも得られ多様な環境に広く棲息し極く普通の種(コメツキムシ談話会#19同定お願いコーナー
            [475])。
 
 (昆虫と自然 6(9),1971 日本のコメツキムシ(Ⅸ) 大平)
 (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE
            KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)429 : subgenus
            (kensukulus)
 
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            | 写真 |  | 標本データ |  |  
            | 写真情報 | 17.Ⅵ.2006 神奈川県山北町大野山 管理人採集・所蔵 |  |  |  
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