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種(亜種)データ

連番 58 DNA/ID 0841,0892(?)
亜科 AGRYPNINAE サビキコリ亜科 Agrypnini サビキコリ族
Agrypnus (Colaulon) tsushimensis tsushimensis
和名 ツシマヒメサビキコリ 命名者 Ôhira, 1986
分布 HONSYU,Sadogashima Is.,Awashima Is.,Tobishima Is.,Oki Isls.,KYUSYU,Tsushima Is.,Okinoshima Is.(Fukuoka),Shikanoshima Is.(Fukuoka),Goto Isls.,OkinawaHonto Is.,OkinawaIejima Is.;
成虫活動(月)  5~8 サイズ小~大mm 6 11
情報  ハマベノサビキコリ A.miyamotoi の亜種として大平により記載されたが、その後種に昇格した(甲虫ニュース143号 Sep 2003 鈴木亙)。
 検索・種昇格記載(Notes on Elateridae from Japan and its adjacent Area(14) Bull of the HEIAN high school No.39 Mar. 1996 岸井)。

 太平洋沿いの海岸で記録がないが、瀬戸内海や大阪湾など海岸沿いに分布。内陸からの例では、阿蘇外輪山の西原村、大分県黒岳など、後翅が短小化した本種は人為的に運ばれた例が多いのではないか。宇治川河川敷からも発見(月刊むし 509 jul 2013 大平・山本)。
 沖ノ島(福岡宗像市)の記録(KUROSANA(75)2007 福岡県沖ノ島の甲虫相、城戸克弥)、志賀島(福岡県福岡市)の記録(KUROSANA(88)2018,城戸克弥)
 隠岐諸島の記録(ホシザキグリーン財団研究報告第3号 Oct. 1999 隠岐諸島のコメツキムシ類 大平)、(ホシザキグリーン財団研究報告特別号第23号_2019.03_隠岐諸島産昆虫類の調査_林・門脇)

 茨城県稲敷市の記録(2.XI.2019)と分布・形態(さやばねN.S. No.42 jun 2021 関東地方から発見されたツシマヒメサビキコリについて、鈴木互)

 本種は主として海浜の砂地の草地に分布しているが、島嶼では海岸からかなり離れたところでも見いだされ、日中は枯れ草や板片下などにいるが、夜間は活発に動き回るようである。幼虫は生息地周辺の土中にいて、成虫で越冬する(比和科学博物館報告第43号 2004.3 大平)。

 ツシマは腹板(基部の方の腹板)の真ん中にポッツリとニキビのような隆起物が1つあります。横から見ても分かります(コメツキムシ談話会#19同定お願いコーナー [520])。
 本土と九州周辺島嶼の種に限ると、○後翅が退化している、 ハマベヒメサビキコリ(A.miyamotoi)、ハマベオオヒメサビキコリ(A.tsukamotoi)、ツシマヒメサビキコリ ○後翅は完全、 ヒメサビキコリ、コガタヒメサビキコリ、ミナミヒメサビキコリ(A.kusuii)(コメツキムシ談話会#19同定お願いコーナー [549])。

(A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)25c
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