ホーム  部屋のTOP  データ一覧

種(亜種)データ

連番 788 DNA/ID  
亜科 ELATERINAE コメツキ亜科 Megapenthini ツヤケシコメツキ族
Procraerus kadesanus
和名 カデサホソキコメツキ 命名者 Ôhira, 1969
分布 OkinawaKumejima Is.,Iriomotejima Is.,Ishigakijima Is,Haterumajima Is.,Kerama Isls.,Yonagunijima Is.;Taiwan(Lanyu Is.),Philippines,Indonesia,Asia(southeast Isls.),Micronesia,New Guinea,Melanesia,Papua New Guinea
成虫活動(月)  6~8 サイズ小~大mm 7 8
情報  本種は海浜性で,成虫は海浜に生育するシマシラキやモンパノキの花に飛来することが判明しているが,波照間島では海岸から少し離れた「プリプチ公園」での燈火採集で見出している(甲虫ニュース No.151 Sep 2005 大平)。

(比和科学博物館報告第53号 2012.2.20 大平・槇原)では、「Agaripenthes 亜属として分類したが、この亜属を属として扱う向きもある」と記載されている。
 Procraerus variegatus (Candèze, 1978) で記述(大阪市立自然史博物館所蔵甲虫類目録(3)コメツキムシ科 水野・岸井 2014)。

(昆虫と自然 5(10),1970 日本のコメツキムシ(Ⅶ) 大平)

 kadesanus と variegatus の見解(昆蟲39(1)1971 日本産コメツキムシの知見(Ⅵ) 大平) 【分類】西表島で見出された個体については,原記載以降に大平(1971)は,Candèze(1878)がAru島からLudius variegatusと命名して新種として記載した種と同種であるとしたので,現在ではこの学名で扱われている。
 しかし,最近になって,東南アジアの各地に分布するこの種とその近似種をまとめたSchimmel(1999)は,このグループに含まれる種として13種(うち8種は新種)を報告した。
 また,Ôhira(1970b)が台湾の紅頭峡(Lanhsuisland)にも西表島と同種が分布するとしたが,台湾産はSchimmel(1999)によりProcraerus sauteriと命名,新種として記載されている。その他,Van Zwaluwenburg(1959)がP.variegatusのシノニムとしたいくつかの種については独立種として扱われている。
 体長は7mm 内外。体は船型で背面は膨隆する。体は黄橙色で光沢はやや鈍い。(甲虫ニュース No.151 Sep 2005 大平)

 沖縄県久米島(儀間 14.VII.2019)の記録(甲虫類の沖縄県新分布地について 琉球の昆虫(46) Apr.2022 松村雅史・吉武啓)
 波照間島の記録(北九州の昆虫46(1),1999,波照間島のコメツキムシ採集記,大平)、与那国島の記録(甲虫ニュース(154),June,2006 鈴木)、石垣島の記録(甲虫ニュース(160),Dec.2007 有本久之)

  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)198 P.(P.) variegatus (Candèze, 1878) で記述。
 属の検索表 (Gamepenthes, Abelater, Procraerus, Sawadapenthes, Megapenthes, Melanoxanthus, Xanthopenthes, Hayekpenthes, Ganoxanthus)(昆虫学評論 22(2), Jul.,1970 大平)。

写真   標本データ  
写真情報      
 前ページ       次ページ