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種(亜種)データ

連番 210 DNA/ID  
亜科 DENDROMETRINAE カネコメツキ亜科 Dendrometrini カネコメツキ族
Limoniscus ogatai
和名 オガタカネコメツキ 命名者 Kishii, 1985
分布 KYUSHU;
成虫活動(月)  3~5 サイズ小~大mm 9 10
情報  Gambrinus ogatai Kishii, 1985
 (ZOOTAXA 4683(3):301-335 2019 _Generic Reclassification of Limonius Eschscholtz, 1829 (Elateridae: Dendrometrinae) sensu Candèze 1860 of the World _FRANK E. ETZLER)

 (昆虫学評論44(2), Dec., 1989 Kishii 及び 同57(2), Oct.,2002 Kishii に本種の検索あり)
 本種は佐賀県の多良岳(標高983m)において,緒方健氏が1983年5月3日に採集きれた1雄個体を完模式標本に指定,他に熊本県球磨郡球磨村大瀬洞穴で1955年3月31日に上野俊一博士が採集された1雄個体を副模式標本に指定してKISHII(1985) (Some new forms of Elateridae in Japan (XVII) Bull. Of the HEIAN high school No.29 Jul 1985 岸井)に新種として記載された大形のカネコメツキである(北九州の昆虫 No.39.2 Jun 1992 大平)※。
 上野博士によれば,幼虫はコウモリのグアノの周辺で得られるそうである。同じように入江平吉氏が鹿児島県曽於郡志布志町の洞穴で採集(15.W. 1979)された2頭の中齢と思われる幼虫が採集された洞窟で成虫も得ている(北九州の昆虫 No.46.2 Oct 1999 大平)※。
 タテスジカネコメツキ(Limoniscus vittatus)に類似しており,雌は上翅の第4・7間室あたりに黄褐色の縦斑が明瞭に現れるが,雄ではこの縦斑は消失する(北九州の昆虫 No.48.1 Apl 2000 大平)。
(昆虫学評論44(2), Dec., 1989 Kishii 本種の検索あり)

 ※ L. motokii と本種を比較。本種パラタイプ検討、新種記載(Journal of Asia-Pacific Entomology 21(2018) 有本晃一・有本久之 Description of a new species and redescription of two species of the genus Limoniscus Reitter (Coleoptera, Elateridae, Dendrometrinae) from Japan)。同論文には、日本産23種のLimoniscus の検索あり

(A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)81
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