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種(亜種)データ

連番 530 DNA/ID  
亜科 MELANOTINAE クシコメツキ亜科 Melanotini クシコメツキ族
Melanotus (Melanotus) legatoides
和名 ヒメクシコメツキ 命名者 Kishii, 1975
分布 HOKKAIDO, HONSHU,Sado Is.,Kanmurijima Is.(Kyoto),Oki Isls., SHIKOKU, KYUSHU,Yakushima Is.,Tanegashima Is.;
成虫活動(月)  5~9 サイズ小~大mm 14 16
情報  普通。灯火によく集まる。 触角が第4節は第3節よりわずかに長く、第2+3節より明らかに短い(Some New Forms of Elateridae(VIII) Bull. Heian High School Kishii 1975) 。
(細川浩司氏蒐集の邦産コメツキムシ 地域甲虫自然史第2号 2006 日本甲虫学会 岸井)

 北海道初記録(Jezoensis No.18 1991 北海道とその周辺のコメツキムシ(Ⅴ) 大平)。
 隠岐諸島の記録(ホシザキグリーン財団研究報告特別号第23号_2019.03_隠岐諸島産昆虫類の調査_林・門脇)
 種子島分布(Check list the journal of biodiversity data 14(4) 2018 有本晃一・伊藤 Elateridae (Insecta, Coleoptera) from Tanegashima Island (Ryukyu Islands, Japan)

  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)422

 ヒメクシは,クシに比べるとほんの少し小さい個体が多いですね.前胸背板の点刻が粗いのでこの点も注意です.雄は触角が前胸背板の後角に届くかほんの少し出る程度なので,クシとヒメクシが入っていると,双方を見比べると区別がつくと思います.♂の交尾器は写真のように中央片が太く,先端手前で急に狭まるという特徴があります.クシの方は,細長く,先端も徐々に狭くなり尖りますので,区別は容易です.雌は共に触角が短いので区別は容易ではありませんが,慣れてくると,前胸背板の形状(両側がよりまるまる)や点刻の状態に区別できるようになります.それと,採集される時期に違いがあるかもしれません.(コメツキムシ談話会#23 2013.8.20)。
 ♂交尾器中央片の先端が徐々に細く尖っていたら,クシかルイスクシ,太くて急に狭まり尖っていたら,ヒメクシ。クロツヤクシは♂の交尾器の側片先端にはクチバシ状の外縁突起がありません。のっぺらぼうなんです(コメツキムシ談話会#19同定お願いコーナー [622,627])。

写真 標本データ  
写真情報 mixi コメツキムシ談話会(渡辺昭彦)    
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