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種(亜種)データ

連番 543 DNA/ID 0731
亜科 MELANOTINAE クシコメツキ亜科 Melanotini クシコメツキ族
Melanotus (Melanotus) niponensis
和名 オオマルクビクシコメツキ 命名者 Ôhira, 1964
分布 HONSHU;
成虫活動(月)   サイズ小~大mm 9 10
情報  少ない。長野県美ヶ原で採集された個体を基に記載。マルクビコメツキに類似するが、体が大型で幅広く、体毛は灰白色。雄触角は短く、末端は前胸背板の後角より末端の1節ほどしか後方に伸張しない。また第3節は鉈状に近い(越佐昆虫同好会々報 No.74 1992 大平)。
 (ねじればね107,Oct.,2003 岸井)、(大阪市立自然史博物館所蔵甲虫類目録(3)コメツキムシ科 水野・岸井 2014)では、M. niponicus となっている。
 形態等(青森自然誌研究(9) Mar. 2003 青森県屏風山周辺のコメツキムシ類について(1) 大平・山内)。
  6~8mm程度の小型のクシコメツキは結構難しいです。 この種は、小型で触角2・3節が極めて短く等長のようですね。このような種は国内から3種知られていまして、マルクビクシコメツキMelanotus fortnumi Candèze,1878のように見えますが、酷似種としてオオマルクビクシコメツキMelanotus niponicus Ôhira,1964も知られておりイマイチ自信がありません。地域変異もあるようでやっかいですがとりあえず以上のどちらかでしょうね。もう一種はチャバネクシコメツキMelanotus seniculus Candèze,1873で、やや小さくスレンダーで上翅は赤褐色ですので区別は容易です。この3種は春季に主に河原などの草原的な開放環境で採れる虫(コメツキムシ談話会#19同定お願いコーナー [475])。
(昆虫と自然 6(9),1971 日本のコメツキムシ(Ⅸ) 大平)
  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)431 : M.(kensakulus)

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