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種(亜種)データ

連番 366 DNA/ID  
亜科 NEGASTRIINAE ミズギワコメツキ亜科 Quasimusini マメコメツキ族
Yukoana angustatus
和名 エグリマメコメツキ 命名者 (Miwa, 1927)
分布 SHIKOKU;
成虫活動(月)   サイズ小~大mm 2 3
情報  極めて希。生態は不明。ビーティングで採集されている(甲虫ニュース No.149 Mar 2005 大平・白石)。
 原記載で示された雄の体は細長くて両側は平行状.黒色で金属光沢(metalliclustre)を有し,短い黒色毛を生じる。触角は黒色で肢は黄褐色(testaceous)である. また,頭部は複眼間には凹状部(foevolate)が見られる。前胸背板の後角部はやや後外方にとがり,各背面の隆起腺は側縁に沿って前胸背板の中央部付近まで達する。上翅にはかすかに条線が見られる。 このたび検した雌個体は,原記載以降での最初の記録である。体長は2.5mm ほどで細長く,両側は平行状である。黒色でややピッチ色の光沢を有するが,原記載にあるようなmetallic lustreは有しない。触角は黒色で肢の腿節は黒褐色であるが,脛節とふ節は暗黄褐色である。頭部はやや粗雑点刻を分布し,前頭部の中央部は縦隆線を有し,頭頂部には浅い円形状の窪みが見られる。触角は短く,末端は前胸背板の後角には達しない.第2節は短小で幅よりやや長く,第3節は弱い倒円錐状で第2節よりやや長く,第4節から鋸歯状を呈する。前胸背板は膨隆し,両側は中央部で外方に湾曲,後角前で内方に湾曲し,後角は後外方にとがる。また,後角背面の隆起腺は明瞭で,側線に沿って中央やや前まで達する。小盾板のリング状の段刻は楕円形状である。後胸腹板線は三角形状を呈し,末端は合流してとがる。上翅の条線は浅く印し,間室部は弱く隆起する(上記甲虫ニュース)。
 Quasimus で記述(げんせい (24) 11.1972 大平 四国産のコメツキムシ雑記(1) )
  1(Bull. Heian High School [On the Genus Yukoana and Quasimus from Japan];"Some New Forms of Elateridae in Japan (VII)" Kishii 1970 )では、Yukoana 属で整理されている。同様(昆虫と自然 5(2), 1970 日本のコメツキムシ(Ⅲ) 大平)
  (A TAXONOMIC STUDY OF THE JAPANESE ELATERIDAE (COLEOPTERA), WITH THE KEYS TO THE SUBFAMILIES, TRIBES AND GENERA Dec. 1987 岸井)476

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